国連事務総長にグテレス氏が選任、ポルトガルの元首相、首相経験者は初

国連安全保障理事会は6日午前(日本時間深夜)、ポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏(67)を第9代事務総長として総会に勧告する決議案を全会一致で採択した。総会が承認した後、1月に就任する。

 安保理理事国15カ国は5日に6回目の模擬投票を行い、グテレス氏が13カ国から支持を獲得、2カ国が意見を留保したものの、いずれの国も不支持にまわらなかった。

 女性や東欧出身の事務総長を望む声に反して、西側国の男性であるグテレス氏が選ばれた背景には、安保理の機能不全に対する危機感がある。

 シリア北部アレッポの状況は、安保理が決議を採択できないまま悪化。また、イラン核開発を巡るイランと米英仏露中独6カ国の合意など、国連の枠外で重要な合意や決定が行われる傾向が強まっている。国連や安保理の意義が問われるなか、強い統率力が必要とされている。英国のライクロフト国連大使は「英国にとってもっとも重要だったのはリーダーシップの資質だった」と語った。

 東欧出身者を望んでいたロシアも、不支持にまわらなかった。グテレス氏は西側諸国ポルトガルの出身とはいえ、社会党の政治家で、中道左派政党の国際組織「社会主義インターナショナル」の副議長(1992〜99年)、議長(99〜2005年)を務めた経歴もある。さらに、ポルトガル首相時代の99年にマカオの主権・行政権を中国に返還しており、中国との関係も悪くないとされる。

 欧州の外交官は「1回目の模擬投票で、グテレス氏への不支持票はゼロだった」と指摘。グテレス氏の資質を問題視する理事国は存在せず、「戦略的な理由から一部の国が一時不支持にまわっていた」との見方を示した。

国連事務総長にグテレス氏が選任された模様です。潘基文前事務総長時代に、国連の力が弱まったとされているだけに首相経験者の手腕に期待ですね。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニュースとりまとめ速報をフォローしよう!

twitterでの反応